ピアノのお話

長くお使いいただくために


外装には衝撃を与えないように注意し、ピアノの上に直接物を置かないようにしてください。
ピアノの設置には人間の健康に適したところが良く、日当たりのよい明るい部屋、通風のよいところ、ほこりの少ないと部屋が理想的です。また、設置場所は風が直接当たらない場所を選び、直射日光は禁物です。
エアコンの普及でピアノにとって良い環境が多くなってきましたが、ピアノに直接風が当たらないようにご注意ください。
清掃時にはピアノ専用のワックスを使い、柔らかい布を用いてください。ワックスには鏡面仕上げ用と半艶仕上げ用の2種類がございますので、適切なものを選んでください。


ピアノの故障の約70%が湿気によるものですので、湿気に対して最大の注意が必要です。
・雨天の時には窓や扉を閉ざし、ピアノのある部屋に湿気が入り込むことを防止してください。
・暖房を急速で使用あるいは停止したりすると急激な温度変化により外装は結露を起こし、内部の金属にも水滴が発生することがございます。
・オールカバーはホコリ除け・傷除けには効果がありますが、掛けたままにしておくとかえって湿気を招くことになります。晴天の空気の乾燥した日に時々カバーを外してください。


ピアノは使用しないために悪くなることもあります。
使用による圧縮摩擦は容易に調整することができますが、使用しないためにおこる故障はかえって困難な修理となりやすいです。88鍵の隅々まで鳴らす適度のご使用は必要です。


ピアノの弦には約90kgの人間を吊り上げられほどの力がかかっているので、演奏量・気候の変化・時間の経過などで次第に緩み、音律が下がっていきます。弾かないから調律はしなくてよいということはありません。長期間調律をしないと弦は緩み放題になり、一回では正規のピッチに上げることは出来ず、なかなか良い音律にはなりません。
そしてピアノには使うことで摩耗する部品がありますが、調律を定期的に行われていればすぐ対応することができます。
また、湿度の影響で故障が起こったり、フェルトやクロスには虫食いが起こることもあり、これらの症状は修理をせずに直ることはありません。
私たちが健康診断を受けることと同じく、ピアノの定期健診という意味でも最低一年に一度の調律をおすすめします。

株式会社ケイピーエス

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